二十四節気―清明

4月4日から19日まで、二十四節気の清明となります。
江戸時代に書かれた暦の本『こよみ便覧』の清明の項には、「万物発して清浄明潔なれば、此の芽は何の草と知れる也」とあります。
色んなものが清らかで明るくなるので、これは何の草の芽かも分かるね。みたいな?(直訳・笑)
空気も草木も水も清々しく明るく生き生きとしてくる季節という感じでしょうか。

……あのさ、本当にこんな雰囲気ならとっても良いけど、このまま昨今の異常気象が異常じゃなくなり通常になってしまったら、こういう季節もなくなってしまいそうでおばちゃんは少々心配よ。なので僅かでも出来る範囲で環境に優しく、自然と共生できる暮らしを心掛けたい。という清明の日の生命への抱負(笑)

ちなみに原文だと「万物はつして清浄明潔なれば此芽は何の草と志れる也」とミミズがのたくったような字=古文書で書かれておりまして、私ほんのちょっとだけこの古文書が読めます。大分忘れちゃって、すんごいちょっとだけだけど。むかーーーし少しだけ習っていたのです。懐かしい。
原文は国立国会図書館サーチにてご覧になれますよ。

ちなみにパート2ですが、沖縄では「シーミー」と発音して(中国語と同じね)この日はお墓に家族親戚がお料理を持ち寄り集まってワイワイやる日。本州でいうお盆みたいな感じだねーと沖縄に住んでいる頃、地元の方に教えて頂きました。
沖縄に引っ越した当初、つまり丁度シーミーの頃にお墓の前でみんな集まって楽しそうに飲み食いしている光景に「???」となりましたわね。
やけにお墓の前の面積が広いと思ったけど、こういう事だったのかと。
私の家のお墓なんて共同墓地ですから、お盆には猫の額ほどもないくらいの所に地味ぃ~なお花を供え、みんな神妙な顔で静かに手を合わせるだけですから。
所変わればってやつですね。文化の違いってつくづく面白いなと思います。

そういや『こよみ便覧』ってずっと「びんらん」だと思ってたけど、改めて見てみたら「べんらん」てフリガナ付いてました。アハ体験。

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